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Manufacture Movement(80hours)
自社ムーブメント(80時間駆動)
RR7309-C
ボール ウォッチ初となるマニュファクチュール ムーブメント<RR7309-C>は、当社が目指すタフ&ディペンダブルな時計を具現化するために開発されました。毎時28,800振動のハイビートムーブメントは、一般的な機械式時計の最大駆動時間を大幅に超える約80時間のロングパワーリザーブ機能をシングルバレル(香箱がひとつ)により実現しています。同機能は金曜日の帰宅後に時計を外し月曜日の朝に同じ時計を着用しても駆動し続けており、非常に実用的で現在益々ニーズが高まっている機能のひとつです。一方、このムーブメントは当社R&D部門によって設計されていますが歯車やテンプなど一部の部品については、約40年以上にわたり様々なメーカーで使用され部品流通量が世界的にも安定している他社製ムーブメントの部品を共通部品としてRR7309-Cに組み込んでいます。これは、長期的なメンテナンス部品の確保のしやすさという点だけではなく、コスト面、そして長年にわたりグローバルマーケットで供給され続けてきたムーブメントの部品というその信頼性の高さから採用されています。またこのムーブメントは、C.O.S.C.(Swiss Official Chronometer Testing Institute: スイス公式クロノメーター検査協会)が実施する厳しい試験にも合格しており、第三者による客観的な時計の精度に関する信頼性も得ています。さらに精度の安定を図るために14型サイズのムーブメントに合わせた大型のローターを取り付けることで、ゼンマイの巻上効率も向上させています。堅牢で高精度なムーブメントRR7309-Cは、今後のボール ウォッチの製品開発を支えるベースキャリバーとして様々な商品に採用されていくことでしょう。
RR7309-CS
RR7309-CSは、80時間パワーリザーブを有する自社ムーブメントRR7309-Cをベースに、機械式ムーブメントの心臓部にあたるテンプのヒゲゼンマイの素材にシリコンを採用することで、耐磁性能を大幅に高めたことが特徴です。シリコンは耐久性や弾力性に優れることから、強力なトルクがかかるヒゲゼンマイの素材として適しているといえます。ケイ素を原料とするシリコンは電気絶縁性の特性を持ち、自動車産業やスマートフォン、医療機器などの最先端分野で広く利用されており、とくに絶縁体チップの素材として使われています。同時に、UV-LIGA(紫外線露光による転写電鋳)プロセスで成型されたニッケル-リン製の脱進機(ガンギ車とアンクル)を採用することで、磁気耐性に優れる構造を実現。実に、2,500ガウス(約200,000A/m)の耐磁スペックを誇ります。従来のファラデーケージとは違い、インナーケースを内蔵する必要がないため、ケースバックから搭載ムーブメントをガラス越しに鑑賞できるシースルー化と耐磁性を同時に可能にしました。