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2021.09.24 「エンジニア」シリーズの特徴をご紹介!
19世紀末からアメリカの鉄道に従事する職員らに高精度な時計を供給し続けたボール ウォッチは、現在ラインナップするシリーズ名に「エンジニア(機関士)」や「ストークマン(機関助手)」、「ロードマスター(保線夫)」といった鉄道由来のネーミングを与えており、国内では現在7つのシリーズを展開しています。それぞれのシリーズはデザインやサイズ、素材、そして機能性などコンセプトなどの違いによって区分けされています。普段はモデルのご紹介をさせていただく機会が多いですが、今号ではボール ウォッチの基幹ともいえる「エンジニア」シリーズについて解説いたします。
ボール ウォッチが考える現代のプラクティカル(実用的)な時計に必要な要素は、「耐衝撃性」と「耐磁性」です。「エンジニア」シリーズはこれら2つの性能を兼ね備え、とりわけ日常生活に潜む磁場による精度への影響を軽減するため、特殊な金属でムーブメントの周囲を磁気シールドで覆うファラデーゲージを採用し、「耐磁性」に優れたモデルを数多く取り揃えているのが特徴です。また「エンジニア」シリーズの時計の大きさは一般的なミドルサイズと呼ばれるケース径40mm前後のモデルを数多くラインアップしています。(エンジニア マスター シリーズは43mm前後) オン/オフ問わずあらゆるシーンで活躍するエレガント&カジュアルをコンセプトにデザインされたシリーズです。
素材&構造により高い耐磁性能を実現
ムーブメントを覆う複数の部品(インナーケースやベースダイアルなど)素材に透磁率の高い軟鉄やミューメタルを採用し、それらの部品で磁気シールドとなる「耐磁インナーケース」を形成することで、覆われたムーブメントに影響を与えないうちにすばやく磁気を外部へ流し去らせます。
耐衝撃時計の試験に合格
ボール ウォッチは、国際標準化機構のISO1413に基づく耐衝撃時計の試験に合格し、一般的な時計と比べ衝撃に強い特長を持つ耐衝撃時計です。耐衝撃時計とは水平な硬い木の面に 1mの高さからの自由落下に耐える性能をもつ時計でなければならないと定義されています。
ミドルサイズが中心のラインアップ
男性の高価なアクセサリーである腕時計は、遠目からでもアピールできるボリューム感も重要視されていますが、昨今ではケース径40mm前後のミドルサイズのニーズも高まっています。デザイン面では時計ケースの開口部を大きく取り、ベゼル幅を狭めることで文字盤の視認性を高めるデザインが主流になっています。